以前の記事で、「スポーツ・運動は人類最高の発明」と発信したことがあったのですが、今回はそう考える理由をお伝えします。以前の記事では以下のポイントを挙げました。
1.健康的な体になれる。
2.将来社会に出て働く際に重要な非認知能力を育むことができる。
3.目標に向かうプロセスを立てたり、逆算する能力が養われる。
4.ストレス解消でき、日々の悩みを軽減できる。
5.上記1〜4を楽しみながらできる。
それぞれ解説していきます。
健康的な体になれる。
体を動かすので運動以外の習慣がよほど不摂生でない限り、(競技によっては体重を増やす必要があるので必ずとは言えませんが)筋肉がついたり全身が引き締まったりして健康的な見た目になります。また、自らの外見や技術を磨き上げた事実や日々厳しい練習を乗り越え目標に向かっていることに対して高揚感と自己肯定感が高まることで精神的に安定し、その自信が異性を惹きつけることもあります。
将来社会に出て働く際に重要な非認知能力を育むことができる。
一般的に学力テストや偏差値、IQなど数値化できる能力を「認知能力」というのに対し、「非認知能力」とは、忍耐力、リーダーシップ、責任感、社会性など数値化できないものの将来の収入や社会での立ち位置に大きく影響を与える能力のことです。
皆さんもお仕事や部活動等で責任ある立場を任されたりレギュラーで活躍をされてたりする人を見たことがあると思いますが、この人達ははまさに「非認知能力」がその組織の中では相対的に高い方ではないでしょうか?私も仕事でそのような方にたくさん出会いましたが、やはり学生時代に運動部に所属していたという方が多かったですし、スポーツの経験が将来の収入に良い影響を与えるエビデンス(※)も多く存在します。(もちろん文化部でもそのような方はいましたし、「非認知能力」は音楽や美術でも伸ばせるエビデンス(※)もあります)。
仮に何も役割が無くレギュラー選手になれなくとも部活は社会と共通する部分が多いことから仕事をしたり生きていく上で大切なことを学べる絶好の機会です。経験して損はありません。
※以下の書籍で上記のエビデンスや「非認知能力」について詳細に紹介されています。
目標に向かうプロセスを立てたり、逆算する能力が養われる。
「レギュラーになって試合で活躍する」、「全国大会に出場する」、「プロ選手になる」など目標達成するために「何をすべきか」、「いつまでに達成すべきか」だけでなく、「目標達成を妨げているものは何か」、「何をやらないべきか」、「その(妨げとなる)行動はどう減らしていくべきかあるいはどう付き合っていくべきか」・・・などといった考えも生まれ、無意味な習慣を無くしたり減らすことができます。
ストレス解消でき、日々の悩みを軽減できる。
「体にいいことをした」、「怠惰な自分に勝てた」といった充実感があり、ネガティブなことがあっても一時的に忘れることができます。
「一時的」と聞くと大したことないように思えるかもしれませんが、少しの運動でもいいので「一時的にでも忘れられる」ことと終わった後の充実感・爽快感を覚えることに意味があります。
理由は、何もしなければそのネガティブな記憶がぐるぐると頭の中で反芻(はんすう)してしまうためです。そうなってしまうと(スポーツ以外のことでも)今やるべきことを気分よく行えなかったり、リソースを割けず時間がかかってしまったり、先延ばししてしまったりといいことがありません。そうして時間を無駄にするくらいであれば運動して嫌な記憶を一時的に消し、本投稿で述べているメリットを享受する方が断然いいのは自明でしょう。
私も反芻してはやるべきことに手がつけられない、今やるべきことに集中できないということを何度も経験し、多くの時間を無駄にしてしまうことが今でも時々あります。しかし学生時代は反芻してしまうようなネガティブなことがあっても、部活動でのキツい練習が終わった後にすっきりした気持ちで何かに取り組めたことや、充実感・爽快感をで満ち溢れた記憶が鮮明に覚えています。そして、当時ほどの運動習慣はありませんが、今でも家事や育児、やりたくないけどやらなくてはいけないことを終わらせた後は同様の気持ちになれます。
上記1〜5を楽しみながらできる。
当たり前ではありますが、何事も楽しくなければ続きません。
団体競技や武道の団体戦などはゲーム性や誰かと力を合わせて目標を成し遂げること、個人競技は自己ベストを更新することに面白さを見出し追求することができることから、スポーツは究極の娯楽と言っても過言ではありません。
まとめ
以上のことから我が子にはスポーツや運動を趣味として欲しいと思っており、私自身も体を動かすよう仕向けたり楽しさを教えられるよう試行錯誤中ですが、今のところ時々積極的に運動しようとしているという感じで誘導できていると思っており、これからも工夫して一緒に運動を楽しめるよう努めていきます!
これを機に少しでも「やってみようかな?」と思っていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!